体調が悪いときはアミノ酸不足
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食事によって体内に入ったタンパク質は、消化され分解されてアミノ酸になり、小腸から吸収されてそれぞれの組織に応じた形の細胞となって身体のほとんどを構成します。筋肉・内臓・髪などだけでなく、体のバランスを保つホルモンや、抵抗力をつける抗体、生体内の化学反応を助ける酵素もタンパク質で構成されているのです。
ヒトの体にはおよそ60兆個もの細胞があり、常に新陳代謝を繰り返しています。約1ヶ月で全身のほぼ半分の細胞が入れ替わりますから、1日に1兆個の細胞が新たに作られていることになります。これではどんどんアミノ酸を補給しなくては足りなくなってしまいます。ですから、体調が悪い、気分がすぐれない、疲労を感じるといった場合には、体の根源であるアミノ酸が不足している可能性があります。
外から摂取するしかない「必須アミノ酸」はもちろんのこと、体内で作ることができる「非必須アミノ酸」も、年齢とともに自力で作り出せるアミノ酸の量は減少していきます。スポーツ選手と高齢者は特にアミノ酸を積極的にとるべきとされているのはこのためです。もちろん、若い人であっても体調が悪いときにはアミノ酸不足を疑いましょう。また、タンパク質はエネルギーにもなります。
つまり、三大栄養素のあとの2つ、糖質と脂質の代用もつとめることができるのです。ただし、エネルギーとして使われてしまったタンパク質は本来の働きができなくなるので、糖質・脂質もそれぞれちゃんと摂らなくてはなりません。